第17回日本性差医学・医療学会学術集会

会長挨拶

 
第17回日本性差医学・医療学会学術集会会長

日本性差医学・医療学会 第17回学術集会
会長 井川 房夫
島根県立中央病院 医療局次長
島根大学 客員教授・広島大学 客員教授

 
 

この度、日本性差医学・医療学会第17回学術集会会長を拝命しました、島根県立中央病院 脳神経外科の井川房夫です。第17回学術集会は、2024年1月27日(土)、28日(日)に広島市のJMSアステールプラザで開催します。副会長には堀江 信貴先生(広島大学大学院医系科学研究科 脳神経外科)と蓮沼 直子先生(広島大学医学部附属医学教育センター )をお迎えしており、テーマは「性差医学・医療のエビデンス集積と実践ガイド構築にむけて」としております。

性差医学・医療は、2004年に天野恵子先生を代表世話人として「性差医療・性差医学研究会」が設立されて以来発展してまいりました。性差医学・医療は横断的に全ての臓器・システムにまたがり、一般市民にも関わる幅広い領域をカバーしつつ、既存の学会・団体とは重複・競合しないという稀有な学会として発展してまいりました。性差を理解せずして、全ての医療の発展はなく、ジェンダー平等を達成することもできません。

日本性差医学・医療学会では、性差を意識したヘルスケアを実践できる人材を養成するべく、2022年度から「性差医学・医療認定制度」が発足しました。総論・各論の研修セミナーが用意されていますが、これらのエビデンスを継続して集積し、実践ガイドの構築にむけて進みたいと考えております。本会は、各分野のエキスパートの先生方に最新知識とエビデンスを更新していただきますよう企画させていただきます。

性差医学を担う全ての医師・医療職にとって有意義な会となるよう鋭意企画をしてまいりますので、皆様におかれましてはご指導ご鞭撻とご参加をいただきますよう宜しくお願い申し上げます。

2023年5月吉日